資料館
グリンナーの利用 グリンナーの使用法と留意点
【要旨】
- 使用器具
・出来るだけ細かい霧の出る噴霧器(120メッシュ以上)が好ましい。
- 撒布液調整
・グリンナー液は弱アルカリ性なので、希釈用水は、水道水が好ましい。
・用途、撒布頻度等により、5倍~200倍に希釈する。
※撒布対象が軟弱物には薄く、硬質物には濃く!
- 撒布液量
・対象物およびその表面の形状により一様ではない。
※過量散布しても、形成される被膜に影響なし。だし、もれなく丁寧に全面に撒布する!
- 撒布時期
・対象物が日射等により、高温でない時が好ましい。
・撒布1~3日後に、効果が最大となるので、目的の日の1~3日前に撒布するのが好ましい。
※被膜形成後は、降雨程度で被膜は剥落しません!
- 撒布頻度
・対象物の伸長に耐えられなくなった被膜は、亀裂が生じ、更には剥落します。
・剥落までの日数は対象物の種類や伸長速度により一様ではありませんが、概ね4~10日間です。
※繰返し撒布する場合は最短4~10日間、通常は2~3週間以上の間隔をあける!
- 使用後片付
※撒布した液と同様に短時間で固着するので、使用済の器具は直ちに水洗しておく!
※一旦凍結したグリンナー液は、その超微細粒子構造が破壊され効果がなくなりますので、出来るだけ居住室内(5~40℃)で保管する!